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台風下で運航強行、エバー航空を処分へ


ニュース 運輸 作成日:2016年10月19日_記事番号:T00066965

台風下で運航強行、エバー航空を処分へ

 長栄航空(エバー航空)の国際線旅客機が、台風17号(アジア名・メーギー)が襲来した9月27日当日に多数の便を運航し、安全軽視との批判を受けた問題で、交通部民用航空局(民航局)は18日までに、福岡発台北行きのBR105便が安全基準を上回る横風が吹いていた中で着陸した他、乗組員も超過労働時間を強いられていたと認定。同便を含むエバー航空の7便、傘下の立栄航空(ユニー航空)1便の計8便に違反があったと結論付けた。航空安全評価プロセスで違反認定を確定した後、両社に60万~300万台湾元(約200万~1,000万円)の罰金を科す方針だ。19日付自由時報が報じた。

 BR105便はエアバスA330-300型機で、メーカーの横風基準は40マイルで、エバー航空は自社で民航局から認可を受ける基準を30マイルと取り決めていた。当日の横風は32マイルで、メーカー基準を下回ってはいたものの、エバー航空の自社基準を上回っていた。

 エバー航空は民航局による処分方針に対し、改善を検討したいとコメントした。