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米アップル、マイクロLED開発を加速か【表】


ニュース 電子 作成日:2016年10月20日_記事番号:T00066981

米アップル、マイクロLED開発を加速か【表】

 米アップルが次世代技術としてマイクロLEDディスプレイの開発を進めていると伝えられる中、量産化に向け、同社が40億米ドルを投資するとともに、量産テストを行う生産ラインを設置するとの情報が業界内で流れている。20日付電子時報が伝えた。

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 量産化の時期について、業界内では見方が分かれているが、一部業者は早ければ半年から1年で商品化段階に入る可能性があるとみている。

 サプライチェーン関係者によると、マイクロLEDの開発にはまだ障害も多いが、関連技術の原型は完成しつつあり、アップルは今年、全世界で1,400人の技術者を募集し、開発に投入するという。

 マイクロLEDの開発は台湾と縁が深い。アップルは2014年、関連技術を保有するベンチャー企業、ラックスビュー・テクノロジーズを買収した。アップルによる買収前の時点で、ラックスビューには既に聯発科技(メディアテック)、友達光電(AUO)、晶元光電(エピスター)、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)が出資しており、アップルはラックスビューの龍潭工場(桃園市)をマイクロLED技術などの「秘密開発基地」と位置付けてきたからだ。

 現在龍潭工場ではマイクロLEDの色差調整技術を開発している。アップルは大量採用した技術者を米国の研究開発拠点に配属し、基幹技術の開発を進める構えとされる。業界関係者は、龍潭工場に来年にもマイクロLEDの生産設備が搬入されるとみている。