ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年10月20日_記事番号:T00066986
中国鋼鉄(CSC)は19日、▽鋼板▽熱延▽冷延▽溶融亜鉛めっきコイル──の12月の台湾域内向け価格をそれぞれ1トン当たり600台湾元(約1,970円)、平均3.7%引き上げると発表した。4カ月ぶりの値上げだ。20日付工商時報が報じた。
CSCは、鉄鋼生産コストの大幅上昇で、アジアの主要メーカーが値上げしていると指摘した。ただ、同社は輸出が中心の川下メーカーの競争力を考慮し、12月の値上げ幅を抑えたと説明した。
専門家は、CSCの12月値上げ幅では原料コストの上昇分をカバーできないので、11月下旬に発表する来年1~2月価格は大幅な引き上げが予想されると話した。
中鴻鋼鉄は、世界鉄鋼協会(WSA)が今年と来年の世界の鉄鋼需要見通しをそれぞれ前年比0.2%増、0.5%増に上方修正したことから、底打ちがうかがえると指摘した。市場では、中鴻鋼鉄も来週発表する11月価格を引き上げるとみられている。
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