ニュース 医薬 作成日:2016年10月20日_記事番号:T00066990
ワクチン製造の国光生物科技(アディミューン)と提携する米プロテイン・サイエンス(PSC)は今月7日、米食品医薬品局(FDA)から4種混合インフルエンザ用ワクチンの新薬認証を取得。PSCからワクチンの充塡(じゅうてん)を請け負う国光生技は、来年より4種混合インフルエンザ用ワクチンを米国向けに出荷する見通しだ。20日付自由時報などが報じた。
国光生技は、PSCは2013年に3種混合インフルエンザ用ワクチンの新薬認証を取得したものの業績は振るわなかったと指摘。しかし国光生技の充塡技術と日本メーカーのワクチン原液を採用している上、独自の遺伝子組み換え技術を有しているため、将来的に1億~2億本とされる米国のインフルエンザ用ワクチン市場でシェアを拡大できると楽観的な見方を示した。
国光生技はまた、独自開発した新型の4種混合季節性インフルエンザ用ワクチンについて台湾で新薬認証を申請しており、年内の認証取得、来年の発売が見込まれている。さらに欧州でも来年8月以降に認証を申請する予定で、順調に行けば18年9月に初の自社ブランドワクチンの欧州市場進出が実現する見通しだ。一方、中国では11月に3種混合ワクチンの試験販売を開始。4種混合ワクチンも18年の発売を目指す。
なおインフルエンザ用ワクチンの需要が世界的に高まる中、国光生技は19日、2億台湾元(約6億6,000万円)を投じて苗栗県にインフルエンザウイルスの培養に必要な鶏卵を採取するための鶏舎を建設すると発表した。年産能力は約500万個を予定しており、2年以内の運用開始を見込む。
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