ニュース 金融 作成日:2016年10月20日_記事番号:T00066997
行政院は19日、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)をめぐる一連の事件で引責辞任した丁克華前主任委員の後任として、李瑞倉高雄銀行董事長(65)が27日付で就任すると発表した。20日付工商時報が報じた。
李氏は、銀行はフィンテックに取り組まなければ、競争に負けると指摘した(19日=中央社)
李氏は丁前主任委員の辞任後、蔡英文総統と林全行政院長の間で早くから候補に浮上していたが、正式に就任依頼を行ったのは17日のことだったという。
李氏は「不正の除去だけでなく、金融機関と頻繁に意思疎通を図り、タイムリーに法律を緩和し、業界振興にも配慮していく」と述べ、フィンテックとの融合で銀行業界の健全な発展を目指すと抱負を述べた。
李氏は工商時報の取材に対し、「当初は金融専門ではないことを理由に就任を断ろうとしたが、説得を受け、断るに断れなかった」と話した。李氏によれば、林行政院長は「専門性ではなく、指導力を買ったのであり、専門性は同僚に頼ればよい」との言葉があったという。
李氏は財政部の国有財産局長、政務次長などを歴任した人物。就任後は兆豊銀事件の収拾など当面する課題に取り組むことになる。
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