ニュース 政治 作成日:2016年10月20日_記事番号:T00067001
総統府は19日、林碧炤秘書長が辞任し、当面は劉建忻副秘書長が職務を代行すると発表した。また、国家安全局の楊国強局長も辞任し、後任には彭勝竹空軍司令が決まった。いずれも20日付。総統府の黄重諺報道官は後任秘書長人事について、「既に腹案はある」と述べた。
林秘書長は李登輝政権時代に総統府副秘書長を務め、政治大学教授から起用された。表面的に総統府は政権交代期の政局安定を図るという過渡的な任務を達成したことを辞任理由に挙げているが、20日聯合報によると、「民進党幹部に爪はじきにされ、仕事が少なかった」とされ、蔡英文総統との関係がぎくしゃくしたことが真の辞任理由とみられている。
一方、軍出身の楊氏は馬英九政権下の昨年7月に国家安全局長に就任したため、これまで政権交代を受け、交代説が流れては消えていた。背景には後任人選をめぐる民進党内の対立があったとされる。「党派によらず、能力重視」という蔡総統の人事起用方針は岐路に立っている。
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