ニュース 政治 作成日:2016年10月21日_記事番号:T00067023
台湾先住民関連の行政を担当する原住民族委員会(原民会)は20日、先住民の代表団を率い、中国・浙江省杭州市で「杭州文化創意産業博覧会」に参加しようとしたところ、中国側から「原住民族(先住民族の意)」という呼称を改めるよう求められたことなどに抗議し、同博覧会への参加を取りやめた。21日付自由時報が伝えた。
原民会と主催者側は2日にわたって協議したが、合意に達することはなく、看板が撤去された(20日=中央社)
中国側は台湾で使用される「原住民族」という呼称を中国で使用される「少数民族」という呼称に改めるよう要求。主催者側は「原住民族委員会」という看板を強制的に撤去するなどした。
代表団は台湾先住民が開発した10種類のブランドのアクセサリーや文具を展示する予定だった。
原民会のイチャン・パロー主任委員(アミ族)は「出展は単純な文化交流で、先住民族の文化を広めるためのものだ。中国は依然政治的に問題を処理しようとしており、両岸(中台)の連携には全く役立たない」と批判した。
行政院大陸委員会(陸委会)は同日、今回の事態に遺憾を表明するとともに、「参加中止による抗議を行ったことを支持する。対岸(中国)は互いに尊重する態度を取るべきで、政治を交流活動に持ち込んで、両岸関係の障害をつくり出すべきではない」と非難した。
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