ニュース 電子 作成日:2016年10月24日_記事番号:T00067035
22日付工商時報によると、ノートパソコン受託生産メーカー、緯創資通(ウィストロン)は、アップルが来週発表するとされる新型ノートパソコン「MacBook Pro(マックブックプロ)」と「MacBook Air(マックブックエア)」の、来年のキーボード組み立ての受注を獲得したもようだ。ウィストロンはノーコメントだ。
ウィストロンは2014年、スマートフォン、iPhone5cの組み立てでアップルのサプライチェーン入りを果たし、続いてiPhone6プラス、iPhone6sプラス、iPhone7も受注した。15年にはノートPCのキーボードの表面実装(SMT)を受注していた。
業界関係者によると、同社は新技術を導入してキーボードの使用感を向上させ、受注単価を1セット当たり60米ドルへと、従来より2~3割引き上げたもようだ。
同社は昨年から今年第3四半期にかけ、中国江蘇省の昆山工場に70億台湾元(約230億円)以上を投じ、アップルの新型ノートPCのキーボード開発を行い、生産の全自動化を導入していた。
印スマホ工場、損益分岐点に
一方同社は、昨年第4四半期に設置したインドのスマホ組み立て工場が、宏達国際電子(HTC)や中国の広東欧珀移動通信(OPPO)からの新モデル大口受注で、7月末に損益分岐点に到達した。月産能力は60万~70万台まで増えている。同社は今後、既存のスマホODM(相手先ブランドによる設計・製造)業務だけでなく、SMTラインの追加や、17年に第2工場を建設することを検討している。
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