ニュース 電子 作成日:2016年10月24日_記事番号:T00067039
遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)は、10月下旬から第4世代(4G)移動通信規格による高音質通話サービス「VoLTE(ボルテ)」のサービスを開始する。これで業界でVoLTEを導入していないキャリアは中華電信のみとなった。22日付経済日報が伝えた。
遠伝によると、VoLTEの導入により、周囲の雑音が大幅に軽減され、音質が向上するほか、通話先につながるまでの待ち時間がこれまでの5~7秒から1秒に短縮されるという。当初はアップルのiOS対応機種とアンドロイド機種のHTC10が対象。
VoLTEの利用料金は月額30台湾元(約100円)となる。業界では台湾大哥大(台湾モバイル)が30元、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)と台湾之星電信(台湾スターテレコム)が無料となっている。
未導入の中華電信は「端末の対応状況、ネットワークの互換性、市場の需要を見ながら、適当な時期に導入したい」と説明した。
一方、24日付経済日報によると、遠伝の李彬総経理は23日、今後3年間でデジタルサービスの売上高を伸ばすため、合併買収または投資に100億元を充てる方針を明らかにした。具体的には電子商取引、デジタルコンテンツ、広告などが有望分野となる。2020年に連結売上高1,000億元の達成を目指す。
遠伝はこのほど、20年までの3カ年成長計画を董事会で決定した。李総経理は「革新的なデジタルサービスは遠伝の未来成長における重要な戦略になる。自社に頼っていては成長が遅いため、合併・買収や投資でスピード成長とスケールメリットを得たい」と述べた。
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