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作成日:2008年4月11日_記事番号:T00006705
タクシー内でもインターネット、初のサービス導入
タクシー業者の台湾大車隊は、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)との提携で、10日から台湾初となる車内で無料でインターネットをできるサービスを導入した。乗客はノートブック型パソコン(ノートPC)、携帯電話、PDAなどWi-Fi機能搭載機器を車内に持ち込めば、無線LANを通じてインターネットを楽しむことができる。
李瓊淑台湾大車隊董事長室執行副総は、シンガポールや香港などのタクシーは無料のネットサービスを提供しており、台北もそれに倣いたい、と抱負を語る。
インターネットが利用できるのは、当社は同社のタクシー5,000台のうち大台北地区の50台。車体に「本車可体験遠伝大寛頻服務(遠伝ブロードバンドサービス体験車)」と表示している。前日に電話予約が必要だ。また、タクシー内でネットにアクセスできるのは、3Gおよび3.5Gのカバーされているエリアで、高速道路でも可能。同社では乗客の反応を見て、7月から無線LANタクシーを増やすかどうかを決定する。
同サービスのターゲットは、空港送迎の外国人やビジネスマンなどの長距離利用客。1,000余台のタクシーを保有するHiTaxi(海的士)車隊も、「ビジネスマンにとっては、確かに魅力的なサービスだ」と指摘しており、市場の需要が大きければ同社もこのサービスを始めたいとしている。
新たなサービス導入が、乗車率アップに寄与するかどうか、タクシー業界の期待がかかっている。