ニュース 電子 作成日:2016年10月26日_記事番号:T00067059
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が中国安徽省の子会社、傑発科技(オートチップス)を6億米ドルで中国企業に売却する計画について、売却価格が高過ぎると問題視していた中国証券監督管理委員会(証監会)が一転してこれを承認した。これを受けてメディアテックは、早ければ年内に受け渡し決済を完了できるとコメントした。25日付蘋果日報が報じた。
オートチップスは車載情報通信システム(車載インフォテイメント、IVIシステム)向けチップを主に手掛けるメーカー。メディアテックはオートチップスをカーナビゲーション用デジタル地図で世界3位、中国最大手の北京四維図新科技(四維図新)に売却した後、同社と戦略提携を結び、カーエレクトロニクスおよび車両間通信ネットワーク(IoV)市場での展開を強化する計画だ。
ただ証監会はオートチップスの売却に難色を示し、メディアテックが予定する年内の手続き完了は困難とみられていた。しかし四維図新は24日、無条件で承認が得られたと発表。オートチップスの売上高は今年、4億9,700万人民元(約76億円)が見込まれるほか、産業の景気見通しが良好なことから、売却額は適当と判断されたもようだ。
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