ニュース 商業・サービス 作成日:2016年10月26日_記事番号:T00067068
経済部統計処が24日発表した小売業の9月売上高は3,280億台湾元(約1兆1,000億円)で、前月比0.1%減、前年同月比2.2%増だった。プラス成長は9カ月連続。25日付工商時報が報じた。
自動車・バイク業が前月比22.3%増、前年同月比16.3%増の476億元で全体をけん引した。自動車など大きな買い物は縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」が今年は8月で終了し、販売が回復したためだ。薬品・化粧品業も販促キャンペーンで175億元(前月比5.2%増、前年同月比4.5%増)と、過去最高を記録した。総合商品小売業は984億元(前月比2.1%減、前年同月比6.1%増)で、うち百貨店が週年慶(創業祭)セールにより258億元(前月比14.8%増、前年同月比11.8%増)、スーパーマーケットが台風に向けた備蓄需要で174億元(前月比9.3%減、前年同月比12.4%増)と前年比で伸びた。ただ、訪台中国人旅行者の大幅減を受けて宝飾・時計販売が不調で、家庭器具業は234億元(前月比0.2%減、前年同月比8.1%減)と落ち込んだ。
飲食業の9月売上高は350億元で、前月比6.7%減だったものの前年同月比では6.5%増となった。
小売業の第3四半期売上高は1兆10億元(前期比0.2%増、前年同期比1.7%増)、飲食業は1,102億元(前期比2.5%増、前年同期比3.1%増)だった。経済部は、個人消費が好転中と指摘した。
一方、卸売業の9月売上高は8,263億元で前月比0.8%減、前年同月比0.9%減だった。機械器具業が、日本からの調達代理業務縮小で3,493億元(前月比1%増、前年同月比1.9%減)だったことが響いた。また、不動産業界の不景気を受け、建材業も556億元(前月比12.6%減、前年同月比5.8%減)にとどまった。
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