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9月工業生産指数5%上昇、アップルが貢献【図】


ニュース その他製造 作成日:2016年10月26日_記事番号:T00067079

9月工業生産指数5%上昇、アップルが貢献【図】

 経済部統計処が25日発表した9月の工業生産指数は107.81ポイントで前月比で3.79%下落したものの、前年同月比5.02%上昇した。アップルなど海外ブランドのモバイル製品の新機種発売が相次ぎ、ファウンドリー、ICパッケージング(封止)などが好調だったためだ。25日付工商時報が報じた。

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 工業生産指数の9割以上を占める製造業生産指数は109.14ポイントで、前年同月比6.47%上昇と、5カ月連続でプラス成長だった。うち半導体は44.28%上昇し、2010年6月以降で最高の伸び率となった。液晶パネルも15.09%上昇し、最近の約4年で最高の伸び率だった。韓国のパネルメーカーがフレキシブルアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの生産強化に伴い液晶ディスプレイ(LCD)生産ラインを閉鎖しているためだ。ただ、製造業生産指数を構成する4分野のうち、情報電子工業以外は▽金属機電工業、3.49%下落▽化学工業、0.99%下落▽民生工業、2.77%下落──と軒並み下落した。

 経済部は、欧米でクリスマスシーズンに向け消費が活発となるほか、消費者向け電子製品の発売が相次ぐため、10月の製造業指数は引き続き伸びが見込めると予測した。台湾でも化学メーカーによるオレフィン工場の年次保守点検終了、鉄鋼需要の回復、自動車の新モデル発売などが寄与する見通しだ。