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謝長廷主席、国民党の汚職追及に危機感


ニュース 政治 作成日:2008年4月11日_記事番号:T00006708

謝長廷主席、国民党の汚職追及に危機感

 
 民進党の謝長廷主席は10日、ニュース専門局三立新聞台の政治討論番組「大話新聞」に出演し、退任後の陳水扁総統について、「国民党は世論を満足させるため、陳総統の事件を追及するだろう」と述べるとともに、国民党が地方首長選挙を有利に進めるため、民進党を「汚職集団」と決めつけ、首長経験者に対する追及を強めることに危機感を表明した。

 謝主席は「国民党が次回の県市長選挙で勝利を収めるためにできることは、法律による清算、審判だ。国民党は陳総統の事件などを追及をするだろう」と指摘した上で、「陳総統一人を裁いても汚職集団には見えない。民進党を汚職集団と呼ぶには人数が必要だ」と述べ、国民党政権が陳総統だけでなく、民進党の首長経験者らに対する攻撃を強化することになるとの認識を示した。

 また、陳総統との関係不和については、「泥沼の争いなどない。選挙で負けたわれわれは俎上(そじょう)の肉だ。わたしと陳総統に何の違いもない」と述べ、これ以上の党内対立は望まないとの立場を強調した。

 謝主席はまた、馬英九次期総統の就任式に出席する意向を示した。