ニュース 医薬 作成日:2016年10月27日_記事番号:T00067096
新薬開発の基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)の子会社、基亜疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)は26日、新竹生物医学園区(新竹バイオメディカル・サイエンスパーク)に設置した台湾初の細胞培養によるワクチン工場の完成式典を行った。来年稼働する。年産能力はエンテロウイルスのワクチンを当初300万本、インフルエンザのワクチンは1,000万本以上を計画する。27日付蘋果日報が報じた。
同工場は、バイオ産業を2025年までに1兆台湾元(約3兆円)とするという政策にも沿ったものだ(26日=中央社)
基亜疫苗は同社が独自開発したエンテロウイルス71型(EV71)のワクチンと鳥インフルエンザ(H7N9型)のワクチンが臨床試験に入っている。張世忠董事長は、ワクチンのプラント輸出も計画しており、現在東南アジアの2カ国、中東で交渉を進めていると明らかにした。
完成式典に参加した陳建仁副総統は、台湾のワクチン自給率は8%と欧州の100%、日本の59%、韓国の38%を大きく下回っており、基亜疫苗のワクチン工場完成は台湾の防疫体制強化に向けた重要なマイルストーンだと強調した。また、基亜疫苗は米疾病予防管理センター(CDC)と提携した初の台湾バイオテクノロジー企業で、共同開発中のデング熱ワクチンが成功すれば世界約40億人が恩恵を受けるほか、台湾のバイオ産業に30億米ドルの生産額を創出すると述べた。
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