世界銀行が25日発表した2017年ビジネス環境ランキングで、台湾は11位を維持した。評点は81.09点で、前年より0.54ポイント上昇した。27日付聯合報などが報じた。
ランキングは世界190カ国・地域を対象に、▽会社設立▽建設許認可取得▽電力供給▽財産権登記▽融資獲得▽少数投資家保護▽納税▽貿易▽契約履行▽破産処理▽労働市場管理──の11項目を総合評価した。台湾は電力供給で２位を維持、建設許認可取得は３位と前年より３ランク上昇した。また▽契約履行、14位（前年比２ランク上昇）▽財産権登記、17位（１ランク上昇）▽会社設立、19位（３ランク上昇）──は20位以内だった。一方▽融資獲得、62位（３ランク低下）▽貿易、68位（３ランク低下）──は順位が低かった。
１位はニュージーランドが初めて獲得し、10年連続首位だったシンガポールは２位だった。以下、▽デンマーク、３位▽香港、４位▽韓国、５位──と続いた。日本は34位、中国は78位だった。
国家発展委員会（国発会）は、▽会社法の全面改正▽通関手続きの効率化──などにより、ビジネス環境の改善に努めると表明した。
