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国民党、財界からの借入金で職員給与支給


ニュース 社会 作成日:2016年10月27日_記事番号:T00067106

国民党、財界からの借入金で職員給与支給

 「不当党資産処理条例」に基づく党資産の凍結で職員の給与が支払えない事態となっていた野党国民党はこのほど、洪秀柱主席主導で財界関係者から9,000万台湾元(約3億円)を借り入れ、9、10月の職員給与を支払った。27日付蘋果日報が伝えた。

/date/2016/10/27/18kmt_2.jpg詹副主席は26日、職員の給与は既に口座に着金していると発表した(26日=中央社)

 融資の内訳は、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の母、初永真氏から4,500万元、国民党を支持する匿名の企業経営者から4,500万元となっている。

 うち、初氏からの融資は、本来は郭氏から借り入れる予定だったが、郭氏が海外滞在中だったため、初氏が支援を申し出たものだ。融資は無担保、無利子だという。

 詹啓賢副主席は「職員の給与問題でやるといったことはやる」と強調。国民党行政管理委員会の邱大展主任委員は「借り入れは弁護士の立ち会いを受けており、検査は恐れていない」と説明した。