ニュース 電子 作成日:2016年10月28日_記事番号:T00067116
宏達国際電子(HTC)はあす29日、バーチャルリアリティー(VR)体験施設「VIVELAND(バイブランド)」を、台北市中正区にあるデジタル製品の複合商業施設、三創数位生活園区(SYNTREND)にオープンする。VRゲームが150台湾元(約500円)から楽しめる。HTCはVR対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」を使ったゲームの楽しさを消費者にアピールするとともに、開発者にVRコンテンツの開発を促す狙いがある。28日付経済日報などが報じた。
バイブランドは、高画質、立体サウンドなどハイエンドのVR体験設備とソファーを用意し、ぜいたくで快適なVR体験を提供する(同社リリースより)
バイブランドは三創数位生活園区の3階に位置し、広さ100坪。エベレスト登山が体験できる「エベレストVR」をはじめ、「Fruit Ninja(フルーツ忍者)」「Zombie Camp(ゾンビキャンプ)」など20種類以上のVRゲームを楽しめる貸切体験エリアは30分400元。VRゲーム4種類なら800元、全てのゲームを1回ずつなら1,300元で楽しめる。ほかに4つの体験コーナーがあり、料金は▽高所体験「命懸一線」、1回150元▽HTCが開発したヒーローゲーム「フロントディフェンス」、200元▽4D体験「Bounty VR(バウンティVR)」、200元▽レーシング・シミュレーター「Project CARS(プロジェクトカーズ)」、250元──。このほか、MR(ミックスド・リアリティー、複合現実)体験コーナーは15分300元だ。
バイブランドは29日から6カ月間の試験営業を行い、平日は1日当たり延べ500~700人、休日は1,000~1,500人の来場を見込む。月間売上高目標は200万元。HTC、三創の投資額はそれぞれ400万~500万元だ。
鮑永哲HTC VR新技術部門副総経理は、HTCのVR体験施設について中国、米国、欧州の企業から提携の打診があったが、まず三創との提携でノウハウを得たいと語った。今後の計画は未定だが、出店する場合には直営店が中心となると話した。
王国瑞・三創生活営運副総経理は、台湾で2店目をオープンするか、中国、欧州、東南アジアで出店するかは未定だと話した。
VR/AR市場、181%成長予測
市場調査会社、IDCの予測によると、VR/AR(オーグメンテッド・リアリティー、拡張現実)技術が生み出した今年の売上高は52億米ドルの見通しだ。15~20年の年平均成長率(CAGR)は181.31%に上り、市場規模は1,620億米ドルに達すると予測した。
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