ニュース 電子 作成日:2016年10月28日_記事番号:T00067119
液晶パネル大手、友達光電(AUO)が27日発表した第3四半期純利益は46億1,600万台湾元(約153億円)で、昨年第3四半期以来1年ぶりに黒字となった。これにより第1~第3四半期の累計損失額は14億3,000万元まで縮小した。彭双浪(ポール・ポン)董事長は、通年では4年連続の黒字を目指すと話した。28日付経済日報が報じた。
彭董事長は、AUOの生産能力は世界最大手であるLGディスプレイ(LGD)の7割にすぎないが、第3四半期の営業利益率は6.7%でLGDより1.7ポイント高く、粗利益率は13.1%とLGDの14%に接近しているとして、AUOの財務状況はパネル業界ではトップクラスだと話した。
彭董事長はまた、第4四半期のパネル価格は前期比で5~9%上昇すると予想。供給逼迫(ひっぱく)は来年上半期まで続くとの見通しを述べた。
蔡国新総経理は、2016年のパネル需要は前年比で5~7%増加、17年は3~5%増加すると予想。サムスン電子やLGDで工場閉鎖が相次いでおり、供給が需要に追い付いていないと分析した。
また彭董事長はアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルについて、同社は16年、17年と出荷量が倍増を続ける見通しで、現在は主にウエアラブル(装着型)端末やVR(仮想現実)製品向けに生産していると述べた。
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