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国泰金と新光金、Q1は為替差損で損失拡大


ニュース 金融 作成日:2008年4月11日_記事番号:T00006712

国泰金と新光金、Q1は為替差損で損失拡大

 
 生命保険業を傘下に持つ金融持ち株会社3社が10日、第1四半期の業績を発表した。サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題と為替差損の影響で国泰金融控股は単期の損失としては過去最高となる60億3,900万台湾元(約203億円)、新光金融控股も70億2,300元の赤字を計上した。11日付経済日報が報じた。
  
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 国泰金の李長庚策略長は、第1四半期は台湾元高が予想を上回る速さで進行し、傘下の生保、国泰人寿保険(キャセイライフ)で為替差損が274億元に達し、サブプラ関連の損失は17億元だったと語った。

 一方、富邦金融控股は第1四半期に32億8,000万元の黒字となり、前年同期比で5%減となったものの生保系金融持ち株会社としては最も業績が良かった。

 金融持ち株会社全体では、カードローン問題が収束に向かう中、最も業績が良かったのは1株当たり利益(EPS)が0.57元だった第一金融控股で、中国信託金融控股の同0.55元、華南金の同0.52元と続きサブプラ問題の影響が少ない会社が上位に入った。