ニュース 商業・サービス 作成日:2016年10月28日_記事番号:T00067124
財団法人消費者文教基金会(消基会)が27日発表した調査結果によると、台湾の高級ホテル10軒がオンライン宿泊予約サイト「ブッキングドットコム」に掲載するキャンセル料規定のうち、9軒が旅館業の宿泊予約に関する普通契約約款の規定に違反していることが明らかとなった。28日付蘋果日報が報じた。
消基会は消費者に対し、ネットを利用した予約が現在5割以上となっており、規定をよく確認してから予約するように呼び掛けた(消基会リリースより)
旅館業の宿泊予約に関する普通契約約款の規定によると、予約金は宿泊料金の3割を超えてはならず、宿泊日の1週間前のキャンセルで5割返金し、宿泊日当日のキャンセルで返金不要となる。消基会が調査した高級ホテル10軒のうち、同規定を満たしていたのは雲品温泉酒店(フロー・デ・シンホテル、南投県)のみで、長栄鳳凰酒店礁渓(エバーグリーン・リゾートホテル礁渓、宜蘭県)は予約後のキャンセル、宿泊日変更を認めず、予約金も返金しないと規定していた。また、▽義大皇家酒店(E-DAロイヤル・ホテル、高雄市)▽知本老爺大飯店(ホテルロイヤル知本、台東県)▽墾丁凱撒大飯店(シーザーパーク墾丁、屏東県)▽蘭城晶英酒店(シルクスプレイス宜蘭)──は、1週間前にキャンセルした場合、1日目の宿泊料金全額を徴収すると規定していた。
長栄鳳凰酒店礁渓、知本老爺大飯店、義大皇家酒店は、近く規定を改めるとコメントした。蘭城晶英酒店は、実務上はキャンセルに正当な理由があれば宿泊料金を徴収していないが、関連規定を見直すと表明した。
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