ニュース 農林水産 作成日:2016年10月28日_記事番号:T00067129
警察、検察、高雄市政府、消費者保護当局などはこのほど、安値で仕入れたニンジンを大量に冷凍保存し、高値で売り抜けていたとして、農産物卸売業者「穂穂企業」(台南市)を物価操作などの疑いで摘発した。28日付蘋果日報が伝えた。
業者には10万元の罰金が科された(27日=中央社)
当局は同社の冷凍倉庫(高雄市路竹区)でニンジン約300トンを発見した。加工費用を含む原価は1キログラム15台湾元(約50円)で、最近は60元で販売していたという。穂穂企業は南部のニンジン卸売りで15%のシェアを握る業者。発見されたニンジンの一部にはカビが生えていたという。
台湾では最近、台風被害で農産物価格が高騰。高雄市でのニンジンの平均市場価格は57.3元で、台風前の約30元に比べ2倍近くに値上がりしていた。
経営者は今年2月から南部で生産者から1キログラム当たり4~5元で1,500トンのニンジンを仕入れたと説明する一方、売り惜しみについては否定し、人手不足で出荷が間に合わなかったなどと弁解しているという。
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