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保険業界、自己資本強化で一千億元増資へ


ニュース 金融 作成日:2008年4月11日_記事番号:T00006713

保険業界、自己資本強化で一千億元増資へ

 
 サブプライム問題や米ドル安による為替損失などで、生命保険会社のリスクベース自己資本(RBC)比率が大幅に低下し、行政院金融監督管理委員会(金管会)は、増資による自己資本増加を業界に求めている。増資が必要ない国泰、南山、ING安泰など一部を除き、生保業界では6月までに総額1,000億台湾元(約3,360億円)規模の増資が行われる見通しだ。11日付蘋果日報が伝えた。

 金管会は今年から半年後ごとに保険会社にRBC比率の公表を義務付けた。同比率が200%に満たない場合には、一定期間内に増資を行い、自己資本を強化することが求められる。各社が上期決算で基準を満たすためには、6月までに増資を行う必要がある。

 一方、国泰人寿を傘下に持つ国泰金融控股は10日、1~3月期業績を発表し、最終損益が60億3,900万元の赤字だったことを明らかにした。保険業の為替損失が拡大したことなどで、3月の単月赤字は28億6,700万元に達した。