ニュース 電子 作成日:2016年11月1日_記事番号:T00067143
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が28日発表した第3四半期純利益は前年同期比12.2%減の30億5,800万台湾元(約100億円)で、1年ぶりに黒字に転換した。欧州以外で大型パネル需要が好調だったほか、中国ブランド向け中小型パネル出荷が伸びた。液晶モニターやノートパソコン用パネル価格は上昇に転じた。29日付工商時報が報じた。
第3四半期連結売上高は744億8,500万元で前期比11.5%増、前年同期比16%減だった。粗利益率は11.8%と前期比9.5ポイント上昇した。
テレビ製品事業群の洪茂盛総経理は、50インチ以上の大型パネルが急成長し、平均サイズは2インチ以上拡大したと話した。液晶テレビの主流サイズが32インチから40インチに移行する中、40インチパネル供給は少なく、テレビ用パネルの供給不足が続く見通しだ。
モバイル製品事業群の楊弘文創経理は、中小型パネルの供給不足は深刻で、手付金を払って生産能力を確保する顧客もいると話した。
同社は、第4四半期の出荷枚数は前期比5%減るものの、大型パネル平均価格は10%以上上昇し、中小型パネル価格は5~9%上昇すると予測した。
同社の第8.6世代生産ラインは来年第1四半期に稼働予定で、来年第4四半期のフル稼働を目指す。生産能力は4万5,000枚。50インチ、58インチのほか、スリムベゼル、ベゼルレスなどハイエンド製品を生産する。
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