奇美集団が10月初めに発表した、米ネットフリックス、中国「愛奇芸」（iQIYI）の動画配信サービス対応のハイダイナミックレンジ（ＨＤＲ）対応４Ｋテレビ（55インチ）が予想を上回る反響を見せ、家電量販店大手の燦坤３Ｃと全国電子（ｅ－ライフモール）でも販売を開始した。奇美集団は12月初めにヒーターと43リットルの大型オーブンも発売する計画で、今年通年の売上高で前年比10%増、来年は15%増を目指す。31日付工商時報が報じた。
奇美集団の最新４Ｋテレビはフレームにローズゴールドの独自色を配した（同社リリースより）
奇美集団の余泯楽ブランド事業副総経理は、10月初めの新製品発表会に参加したディーラー200社のうち、約180社がネットフリックス、iQIYI対応のＨＤＲ・４Ｋテレビ（55インチ、65インチ）を注文したと明らかにした。
奇美集団の「CHIMEI（チーメイ）」ブランド家電の１～９月売上高は前年同期比10～12%増加した。余副総経理は、来年は冷蔵庫、洗濯機、クーラーなど白物家電に注力して、販売台数倍増を目指すと表明した。
