ニュース 金融 作成日:2016年11月1日_記事番号:T00067155
シンガポール・DBS銀行は31日、簿価1億1,000万シンガポールドル(約83億円)でオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が台湾、シンガポール、香港、中国、インドネシアで展開するリテール業務および資産運用業務を買収すると発表した。これによりDBS銀行はANZが台湾に抱えるクレジットカード業務など53万人の顧客を獲得することになる。台湾業務関連の買収手続きは2017年末に完了する予定だ。1日付蘋果日報が報じた。
DBS銀行(台湾)の陳亮丞総経理は、「当行は台湾において安定した成長を続けており、特に消費者金融業務は突出した業績を記録している」と説明した上で、今回の買収により、台湾でのリテール業務および資産運用業務をさらに強化できるとコメントした。
ANZは7年前、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の台湾事業を買収して展開を拡大。その後、アジアでの事業を拡大するも利益が伸びず、昨年、台湾、香港、シンガポール、ベトナム、インドネシアの中小企業向け業務を縮小。今年上半期には同行の台湾での中小企業顧客に対する債権を中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)が12億台湾元(約40億円)で買収したと発表した。
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