ニュース 社会 作成日:2016年11月1日_記事番号:T00067163
プロ野球の台湾シリーズは29日に第6戦が行われ、義大ライノズが中信兄弟エレファンツを4対3で下して通算成績を4勝2敗とし、前身の興農ブルズ時代を含めると11年ぶり3度目、ライノズとしては初の台湾一を決めた。なおライノズは既に金融持ち株会社、富邦金融控股への身売りが決まっており、有終の美を飾った形だ。
ライノズはチームとしての最初で最後の優勝を全員で祝った(29日=中央社)
リーグ戦の前期優勝チーム、エレファンツと後期優勝のライノズの対戦となった今年の台湾シリーズは、1、2戦とエレファンツが2連勝した後、ライノズが3連勝して逆転。王手をかけて29日の第6戦を迎えた。
この日は後のないエレファンツが1回裏、3番DHの蒋智賢の3ランホームランにより3点をリード。4回にライノズが4番・林益全のタイムリーヒットで1点を返したものの、エレファンツ2点リードのまま最終回を迎えた。
しかし9回表、ライノズはエレファンツのクローザー、陳鴻文から4安打を放ち、4対3と一気に逆転。そして9回裏2アウトの場面で打席に立った1番・張正偉が打った外野フライをセンター・林哲瑄がダイビングキャッチ。審判がアウトを宣告したためライノズの優勝が決まり、スタンドのライノズファンから大量の紙テープがグラウンドに投げ込まれた。
ところがこのプレーに対しエレファンツは、キャッチする前にボールが地面に落ちていたと抗議し、ビデオ判定を要求。これが認められて判定がセーフにくつがえったため、抱き合って優勝の喜びを味わっていたライノズの選手はもう一度守備につくことになった。ただ、次のバッターをサードゴロに打ち取って無事試合を終わらせ、選手たちは改めてマウンドに集まって喜びを爆発させた。
きょう(1日)にライノズを引き継いだ富邦金控傘下、富邦育楽の蔡承儒総経理もこの試合をスタンドで見守り、「2連敗後の連勝による逆転優勝は感動的だった。チーム全体の努力の結果だ」と賛辞を送った。
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