ニュース 電子 作成日:2016年11月2日_記事番号:T00067167
発光ダイオード(LED)メーカー、新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス、GPI)はこのほど、10月より、LED電球、LED蛍光灯など粗利益率の低いローエンドLED照明市場から完全に撤退したと表明。今後はチップスケールパッケージ(CSP)やフリップチップ(FC)といったハイエンド製品に注力し、利益率の向上および経営体質の改善を目指す。2日付工商時報が報じた。
ジェネシスは価格下落が続くローエンドLED照明市場で、中国メーカーとの厳しい競争に耐えかね、今年に入り同カテゴリー製品の売上構成比を大幅に引き下げていたが、経営の改善には不十分と判断し、撤退を決めた。
同社は今後、製品ラインアップの見直しを進める方針で、従来型のテレビ用バックライトもローエンドLED照明と同様の問題を抱えているため、今後、同業務の縮小を検討している。
なお同社の主力であるスマートフォンのフラッシュライト向け製品は、アップルが導入すると観測されているCSP製品の普及が好感される。また主力の自動車用照明では出資を受ける群光電能科技(チコニー・パワー・テクノロジー)を通じて中国の自動車メーカーから受注を獲得している。
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