ニュース 電子 作成日:2016年11月2日_記事番号:T00067170
鴻海精密工業傘下のシャープが1日発表した2016年度上半期(4~9月)の決算によると、営業利益は7,900万円に上り、前年同期の251億6,100万円損失から大幅な改善を遂げた。中間決算の黒字転換は2年ぶりだ。戴正呉社長は同日、従業員に対し就任後3通目となるメッセージを送り、「あらゆる手段によって、今年は必ず業績のV字回復を果たす」と訴えた。2日付工商時報が報じた。
戴社長(中)は、シャープ従業員の平均年齢は49歳以上と高く、若返りの必要があることも指摘した(1日=中央社)
シャープは17年3月期の連結営業利益が257億円(前期は1,619億円の赤字)になるとの予測を発表した。年度の営業損益が黒字に転換すれば14年3月期以来3年ぶりとなり、従業員の削減など抜本的な構造改革推進が効果を挙げる見通しだ。また来年の4月に中期経営計画を発表すると表明した。
一方、発光ダイオード(LED)を生産している三原工場(広島県三原市)を閉鎖し、福山工場(同県福山市)に集約するとの観測が出ていることについて、戴社長はその可能性を認めた上で、人員削減は行わないとの考えを示した。
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