パソコンブランド大手、宏碁（エイサー）は１日、軽量薄型ノートＰＣ「Swift」４機種を台湾で発売した。このうち13.3インチの「Swift7」は厚さ9.98ミリメートルで、世界初の９ミリ台ノートＰＣとうたう。２日付経済日報が報じた。
Swift7の重量は1.1キログラムで、超軽量・超薄型をアピールしている（同社リリースより）
ノートＰＣ市場ではアップルが先週、新型の「MacBook Pro（マックブックプロ）」を発表したばかり。エイサーの林佳璋台湾区総経理は、アップルの新マックブックプロは最も高い機種で６万台湾元（約19万7,000円）以上だが、「Swift7」の希望小売価格は４万2,900元であるため、アップルに勝てると自信を見せた。
市場調査会社、集邦科技（トレンドフォース）は、エイサーは昨年のノートＰＣ販売シェアでアップルを1.4ポイント下回ったが、今年は販売台数1,300万台、シェア8.2%でアップルに並ぶと予想した。
市場調査会社は今年の台湾のノートＰＣ市場成長率をマイナス５%と予測しているが、林総経理は「エイサーは５～10%成長できる」と自信を示した。また、今年通年の台湾ノートＰＣ市場シェア目標についても、年初の21%から９月時点で24%に引き上げており、新製品発売で通年目標は達成できると語った。
