ニュース 石油・化学 作成日:2016年11月2日_記事番号:T00067175
2日付工商時報によると、台湾中油(CPC)は、15年に閉鎖した同社第5ナフサ分解プラント(通称五軽)のプラント輸出について、インドネシア国有企業で同国最大の石油・ガス関連会社、プルタミナに協力を求め、交渉を進めている。東南アジアなどとの関係強化を目指す蔡英文政権の「新南向政策」に応じる形で積極投資を行う方針だ。
五軽設備の処分についてCPCは▽プラント輸出▽設備売却▽価値のない設備のスクラップ化による売却──を検討しているが、内情に詳しい人物によると、プルタミナの協力によるインドネシアへのプラント輸出の可能性を積極的に模索しているという。ただ、プラントを移設するには水道、電力、港湾、埠頭(ふとう)といったインフラが必要となる他、製品の供給先を確保する必要があり、現在、CPCとプルタミナの双方にメリットのある方策を検討しているようだ。
このほか、台湾糖業(台糖)がインドネシアやミャンマーに製糖工場の設置を計画。台湾国際造船(台船、CSBC)もインドネシアでの造船所建設に対する共同投資の誘致を受けており、政府系企業が新南向政策に合わせた投資を検討している。
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