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中科の17年売上高、TSMCとSPILが貢献へ【表】


ニュース その他分野 作成日:2016年11月2日_記事番号:T00067185

中科の17年売上高、TSMCとSPILが貢献へ【表】

 中部科学工業園区(中科)管理局の陳銘煌局長は1日、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の工場拡張と半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の新工場稼働がけん引し、中科進出企業の来年の売上高は5,600億台湾元(約1兆8,500億円)で過去最高を更新する見通しだと話した。2日付経済日報が報じた。

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 陳局長は、TSMCは中科Fab15拡張の第1期工場の設備搬入が完了し、試験生産段階に入ったと述べた。来年初めに10ナノメートル製造プロセスで稼働する見通しだ。第2期工場も施工中だ。Fab15拡張工事は、投資額5,500億元以上。年産額3,000億元、就業機会6,900人以上を創出すると見込む。

 SPILの中科工場は昨年9月から相次いで稼働している。2.5次元、3次元IC、シリコン貫通電極(TSV)などハイエンド製品が中心だ。5年以内のフル稼働、年産額400億元以上を目指す。

 中科の進出企業の1~8月売上高は3,222億6,700万元で前年同期比1.1%減だった。陳局長は、今年は5,100億元、前年比3.6%増を見込む。