電子デバイスの修理を手掛けるiFixitの分解レポートによると、アップルが先ごろ発表した新型ノートパソコン「MacBook Pro（マックブックプロ）」に半導体メモリー大手、華邦電子（ウィンボンド・エレクトロニクス）の64メガビット（Mb）ＮＯＲ型フラッシュメモリーが採用されたことが明らかとなった。ウィンボンドＮＯＲ型フラッシュメモリーはMacBook Proの現行機種にも搭載されており、今回は継続での採用となった。３日付工商時報が報じた。
ウィンボンドのＮＯＲ型フラッシュメモリーはアップルの他、サムスン電子のスマートフォン、「ギャラクシーＳ７」と「Ｓ７エッジ」にも採用されている。世界的大手ブランドからの受注、および同社が手掛けるＤＲＡＭ、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーの価格上昇が続いていることから、ウィンボンドは第４四半期、大幅な増収が見込まれている。
なおウィンボンドの第３四半期連結売上高は107億3,300万台湾元（約350億円）で前期比でほぼ横ばい。純利益は６億6,000万元で前期比2.8％増となった。第１～３四半期累計の連結売上高は313億1,700万元、純利益は20億7,900万元だった。
