ニュース 電子 作成日:2016年11月3日_記事番号:T00067196
銅張積層板(CCL)世界最大手、中国の建滔積層板(キングボード・ラミネーツ・ホールディングス)が2割値上げしたことを受け、台湾CCLメーカーの▽台光電子材料(エリート・マテリアル)▽聯茂電子(アイテック)▽台燿科技(台湾ユニオンテクノロジー、TUC)──も追随値上げを検討している。CCLはプリント基板(PCB)の材料コストの20~50%を占めるため、台湾PCBメーカーの▽健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)▽欣興電子(ユニマイクロン)▽敬鵬工業──がまず打撃を受けると予想されている。3日付経済日報が報じた。
建滔積層板が非需要期の11月に大幅値上げを行うのは初めて。CCL材料の電解銅箔のオファー価格が中国の電気自動車(EV)需要の高まりで上昇していることが主な理由とされる。
台湾CCLメーカー3社は建滔積層板と顧客の重複が少ないものの、コスト上昇分を価格に反映するか検討しており、うち台光電は11月半ばに値上げするかを決めるようだ。
なお、建滔積層板のCCL値上げにより、パソコン、スマートフォンなどPCBを使用する最終製品のメーカーも利益に影響を受ける見通しだ。最終製品は値上げが難しく、重要部品の調達コストが上昇した場合、大半は自社で吸収するしかない。
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