ニュース 電子 作成日:2016年11月3日_記事番号:T00067197
かつてアップルやグーグル、マイクロソフト(MS)で要職を務めた、台湾出身で中国のベンチャーキャピタル、創新工場(シノベーション・ベンチャーズ)の創業者、李開復氏は2日、台北市での講演で、「世界の仕事のうち9割は10年以内に人工知能(AI)かロボットに取って代わられる」と発言。その上で「台湾もこのイノベーションと、創業の一大チャンスを逃すべきではない」と提言した。3日付工商時報が報じた。
李氏は、囲碁AI「アルファ碁」やロボット、自動運転車など、過去5~6年のAIの進化スピードは非常に早く、今後さらに加速すると予測し、「今やAIの黄金時代を迎えた」との認識を示した。その上でディープラーニング(深層学習)技術を活用したAIやロボットに特定分野に関する大量のデータを与えれば、人間の知識を超え、その分野の仕事に人間は不要となると指摘。「AI時代には最も多くのデータを保有している者が勝者となる」と語った。
また「AIの分野において誰が最もリードしているか」との質問に対し李氏は「間違いなくグーグルだ」と答え、「グーグル・ディープマインド社が開発したアルファ碁は、囲碁の世界王者を打ち負かし、人類にAIの進歩を直視させた」と語った。
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