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台湾塩野義製薬、インフル治療薬など発売


ニュース 医薬 作成日:2016年11月3日_記事番号:T00067202

台湾塩野義製薬、インフル治療薬など発売

 台湾塩野義製薬はこのほど、インフルエンザ感染症治療薬「ラピアクタ点滴静注液300ミリグラムバッグ」(一般名・ペラミビル水和物)、および特発性肺線維症(IPF)治療薬「ピレスパ錠200ミリグラム」(一般名・ピルフェニドン)を発売した。

 塩野義製薬によると、ラピアクタは、A型またはB型インフルエンザ感染症の成人患者に対し、症状の発現から48時間以内の投与で迅速かつ十分な治療効果を発揮する。また、直接静脈内に点滴投与するため、薬剤の嚥下(えんげ)や吸入が困難な高齢者や重症例の患者にも使用できる。統計によると、台湾では毎年、約110万人がインフルエンザにかかる。

 ピレスパは日本で特定疾患(難病)に指定されているIPF治療薬で、組織の線維化抑制作用を有するピルフェニドンを1977年に米マルナックとKDL(東京都)から導入して開発した。2008年12月から日本で販売され、15年には日本のIPF患者約1万人のうち約4,500人に使用された。国家衛生研究院(国衛院、NHRI)の統計によると、台湾の16年IPF患者数は約1,500人で、増加傾向にある。