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クレジットカードの利用実態、男女や地域で違い


ニュース 社会 作成日:2016年11月3日_記事番号:T00067213

クレジットカードの利用実態、男女や地域で違い

 クレジットカード決済機関、聯合信用卡処理中心(NCCC)がこのほど発表した最新の統計データによると、台湾市民のカード利用実態に、男女や地域によって大きな違いがあることが浮き彫りとなった。

 同統計は今年6月末までの台湾全土におけるクレジットカード利用に関するデータを収集したもの。カードの利用目的を男女別に見ると、男性がカードを最も多く使用するのは自動車購入やガソリン代などを含む「交通類」で、6月の利用件数は769万件と女性を360万件上回り、利用額でも男性は69億台湾元と女性の37億元の2倍近くとなった。

 一方、女性の場合、「飲食類」、「衣類」、「教育・健康・娯楽類」、「百貨類」に関するカード利用額がいずれも男性を上回った。うち最も利用件数が多いのは「飲食類」で6月は744万件と男性の591万件を大きく上回った。

 また女性による「百貨類」購入のカード利用件数は6月だけで男性を約200万件、利用額でも48億元上回り、各百貨店が周年慶(創業祭)セールで女性を主要ターゲットに位置付けるのもうなずける結果となった。

 さらに男女別に6直轄市別のデータを加えてカード利用実態を見てみると、クレジットカード保有者の6月の1人当たり平均決済額は「台北市の女性」が2,833元で最高。2位は「桃園市の女性」の2,756元、3位は「台中市の女性」の2,561元と女性がベスト3を占めた。男性の1位は桃園市の2,430元(全体4位)、2位は台北市の2,401元(全体5位)だった。

 一方、最下位は「新北市の男性」の1,676元だった。新北市は女性も1,833件と低く、下から2番目だった。これについて銀行関係者は、新北市民は台北市で働いたり、消費を行うことが多く、利用が「台北市」にカウントされているためと指摘した。