ニュース 電子 作成日:2016年11月4日_記事番号:T00067221
モバイル端末用半導体大手のクアルコムは今年、台湾の同業、聯発科技(メディアテック)のブランド戦略奏功に伴い劣勢に立たされてきたものの、第4四半期に入りミドルエンドプロセッサーの「スナップドラゴン625」「スナップドラゴン653」が、広東欧珀移動通信(OPPO)、維沃移動通信(vivo)といった中国大手スマートフォンブランドに相次いで採用され、勢力を盛り返している。これにより今期、メディアテックは市場シェアが縮小すると予想されている。4日付経済日報が報じた。
中国の通信キャリア大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)は10月より、スマホ購入補助の対象を「LTEカテゴリー7(Cat.7)」対応機種に限定した。しかし、メディアテックのCat.7対応は来年第1四半期に量産開始を予定する10コアSoC(システム・オン・チップ)「Helio X30」からとなるため、中国のスマホブランドの間ではCat.7に対応するクアルコムのプロセッサーの採用が増えていると業界関係者は指摘している。
今後、中国では来年第1四半期にかけてクアルコムのプロセッサーを搭載したスマホ新製品の発売が相次ぐとみられ、メディアテックがクアルコムにシェアを奪われる状況が続くと見込まれる。
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