ニュース 金融 作成日:2016年11月4日_記事番号:T00067233
金融監督管理委員会(金管会)は3日、市中銀行の1~9月業績を明らかにし、税引き前利益は全体で2,379億1,000万台湾元(約7,800億円)となり、前年同期を100億元以上下回った。兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)が米国で巨額の罰金を支払ったことに加え、業界全体で中国事業の収益性が低下したことが要因だ。4日付工商時報が伝えた。
「兆豊事件」の影響は大きく、海外支店による利益は前年同期比80億3,000万元、33.5%減の159億3,000万元に落ち込んだが、うち兆豊銀の罰金による減少が57億元を占めた。一方、中国事業による利益は66.7%減の7億4,000万元にとどまった。オフショア銀行部門(OBU)の利益は4.2%減の570億8,000万元だった。
台湾の本支店による利益は堅調で、1.2%増の1,641億5,000万元だった。中小企業向け融資残高は9月末現在で5兆5,513億元となり、前月末を215億元上回った。不良債権比率は0.29%で、2%を超えた銀行はなかった。
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