ニュース 電子 作成日:2016年11月8日_記事番号:T00067272
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の10月売上高は前月比14.1%減の238億500万台湾元(約790億円)で、過去半年で最も低かった。米クアルコムと中国・展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)による第4世代移動通信システム(4G)チップの価格競争、中国の通信キャリアが10月より「LTEカテゴリー7(Cat.7)」に対応しないスマートフォンへの購入補助を打ち切ったこと、および委託生産先のファウンドリーの生産ライン逼迫(ひっぱく)が理由だ。8日付工商時報が報じた。
価格競争の結果、広東欧珀移動通信(OPPO)や小米科技(小米、シャオミ)などメディアテックの従来の顧客が、クアルコム製チップの採用に転じた。また、Cat.7以上の規格に対応するメディアテックの製品は、来年第1四半期に量産を開始する10ナノメートル製造プロセス採用の10コアSoC(システム・オン・チップ)「Helio X30」からとなり、それまでは不利を強いられる。なお、ミドルエンドスマートフォンのCat.7対応は、メディアテックの同製品の発売以降になるとみられる。
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