ニュース 医薬 作成日:2016年11月8日_記事番号:T00067281
衛生福利部が現在、漢方薬店による丸薬や軟膏などの製造禁止を計画していることに反対し、漢方薬業者約1,000人が7日、衛生福利部(衛福部)前で抗議デモを行った。8日付中国時報が伝えた。
デモ参加者は「5,000年の漢方薬文化が衛福部に消滅させられる」などと訴え、衛福部の方針は拙速であり、広く意見聴取を行うべきだとの陳情書を手渡した。デモには複数の与野党立法委員も呼応した。
台湾では漢方薬店が、薬剤師の資格があいまいなままで漢方薬材を加工した丸薬や軟膏などを販売するのが一般化しており、中には「◯◯丸」などと商品名が付けられているケースもある。衛福部は調剤資格を持つ漢方医、薬剤師のみに処方に従った調剤を認める方向で検討を進めている。衛福部の方針に従えば、薬剤師がいない漢方薬店は滋養強壮効果がある健康補助食品の製造や薬を煎じるなどのサービスしか提供できなくなる。
衛福部の方針は医薬品の安全性確保が狙いだが、業界は伝統的な文化や技術を抹殺するものだとして強く反発している。業界はまた、漢方薬店で調剤ができなくなれば、少量のみ、1回分のみといった顧客の細かい要望に対応したサービスの提供ができなくなると懸念を示している。
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