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作成日：2008年4月11日_記事番号：T00006729
瑞昱に4500万ドルの賠償判決、特許侵害で
ＩＣ設計の瑞昱半導体（リアルテック・セミコンダクター）は９日、米ネットワーク機器メーカー、３Ｃｏmからイーサネットチップ技術の特許を侵害したとして訴えられた裁判で、米カリフォルニア北部連邦地裁より、賠償金4,530万米ドルの支払いを命じる判決を受けた。11日付工商時報が報じた。
３Ｃｏmは2003年１月、瑞昱の顧客である通信設備最大手、友訊科技（Ｄ－リンク）の米子会社、Ｄ－リンクシステムに対し、同社のネットワークカードが３Ｃｏmのイーサネットチップの特許権を侵害したとして訴訟を起こし、翌04年６月には瑞昱に対しても訴訟を起こしていた。
陳国忠瑞昱財務長（ＣＦＯ）は10日、控訴する可能性もあるとしつつ、賠償額については会計士と相談すると語った。また、提訴されたイーサネットチップは旧型のため、今年の業績に影響は出ないという。
瑞昱の昨年の10／100Ｍのイーサネットチップの出荷量は、１億4,000万個に上る。
