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長庚医院、スマート運搬ロボット導入へ


ニュース 機械 作成日:2016年11月9日_記事番号:T00067304

長庚医院、スマート運搬ロボット導入へ

 台湾最大の医療機関、長庚医療財団法人は8日、傘下の長庚医学科技(CGM)が開発した「スマート型運搬ロボット」を公開した。来年第1四半期に林口長庚紀念医院(桃園市亀山区)に導入する予定だ。病院へのスマート型ロボット導入は台湾初だ。9日付経済日報が報じた。

 今回、CGMが開発したロボットは、米国から輸入した基盤やセンサーにフレームやコントロールパネルを取り付けたもので、1台の製造価格は約480万台湾元(約1,600万円)。内部に病院の通路が全て記憶され、命令を受ければ自動で指定されたエリアに物を届けることができる。床に磁気テープなどの導線を貼り付ける必要もなく、人混みに遭遇した場合は「道を開けてください」と音声を発する。初期は手術室に手術用器具を届ける作業を行い、その後、活躍の範囲を広げる予定だ。

 台湾では65歳以上の人口の割合が現在の12.9%から2025年には20%を超えると予想されており、高齢化の進行とともに介護需要が高まると見込まれる。介護人材の確保が大きな問題となる中、長庚医療財団法人では、ロボットによる省力化に積極的に取り組んでいる。