ニュース 運輸 作成日:2016年11月9日_記事番号:T00067314
シンガポール航空がこのほど、傘下の格安航空会社(LCC)、タイガーエアを同じく傘下のスクートの下に統合すると発表したことを受け、中華航空(チャイナエアライン)傘下のLCCでシンガポール航空から出資を受ける台湾虎航(タイガーエア台湾)について、ブランド名変更や同グループの華信航空(マンダリン・エアラインズ)との合併などといった観測が浮上している。しかし中華航空は8日、いずれの観測も否定した。9日付工商時報が報じた。
シンガポール航空は先週、来年下半期にタイガーエアをスクートに統合すると発表。シンガポール航空から10%出資を受けるタイガーエア台湾について中華航空の謝世謙総経理は先ごろ、「華信航空の合併も選択肢の一つ」と語っていたため、今後、合併計画が実現に向かうのではないかと業界で注目を集めている。
しかし中華航空の幹部は8日、運航権の問題や航空会社としての特性が異なるとして合併を否定。タイガーエアを冠したブランド名についても、既に知名度を獲得しており、シンガポール航空に支払うブランド使用料もわずかな額にとどまるため、変更しないとコメントした。
なおタイガーエア台湾は8日、来年1月3日より桃園~シンガポール線と桃園~コタキナバル線の運航を停止するとともに、同年3月4日に高雄~那覇線に就航(水曜と土曜の週2便)すると発表した。このほか春節(旧正月)前に台北~釜山線、夏に台中~マカオ線への就航も計画している。
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