ニュース その他分野 作成日:2016年11月9日_記事番号:T00067316
信用調査会社、中華徴信所企業(CCIS)が8日に発表した大型企業グループ別の2015年売上高ランキングによると、電子機器受託生産大手の和碩聯合科技(ペガトロン)を含む和碩集団が前年比19.02%増の1兆2,137億台湾元(約4兆円)で前年の6位から3位に躍進した。9日付工商時報が報じた。
同ランキング1位は9年連続で鴻海科技集団(フォックスコン)となり、売上高も前年比7.18%増の4兆8,499億元と過去最高を更新した。同グループは近年、経営の多角化を進め、子会社の成長、上場を支援していること、および買収や出資により、世界で知的財産権の取得を進めていることも安定した売上高成長につながっているとCCISは指摘している。
なお15年の純利益ランキングではファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)グループが3,071億元で6年連続の1位を獲得した。一方、原油価格の下落が経営に不利に働くと懸念された台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、価格の下落が石油・化学製品の需要増につながって利益率が拡大し、前年比17.48%増で過去最高となる1,845億元の純利益を挙げ、2位に付けた。
CCISが選出した「100大企業グループ」全体の純利益は1兆5,717億元で過去最高を更新した。ただ前年比成長率は0.6%にとどまった上、100大グループのうち過半数の57グループが減益を記録しており、突出した利益を挙げたTSMCの除けば2.58%のマイナス成長に陥ったことが明らかとなった。
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