国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）が発表した統計によると、第３四半期の世界の半導体用シリコンウエハー出荷面積は前期比0.9%増、前年同期比5.4%増の27億3,000万平方インチで四半期ベースで過去最高となった。シリコンウエハー大手、中美矽晶製品（シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、ＳＡＳ）傘下の環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）は、現在受注が満杯で、今後も需要増が見込めるとして、来年第１四半期に一部の製品価格を最大５%引き上げる計画を明らかにした。10日付蘋果日報が報じた。
環球晶円は、シリコンウエハー価格は既に下げ止まっているが、ウエハーのコストや為替差損などを合理的な範囲で価格に反映する計画と説明した。
同業大手の台塑勝高科技（フォルモサ・サムコ・テクノロジー、台勝科）は、半導体景気は悪くなく、来年は多くのファウンドリー工場が相次ぎ完成、量産入りする見通しで、業界各社とも需要増を期待していると説明した。
