ニュース 電子 作成日:2016年11月11日_記事番号:T00067358
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した10月連結売上高は前月比1.5%増、前年同月比11.4%増の910億8,500万台湾元(約3,050億円)で、非需要期ながら過去2番目の高水準となった。1~10月連結売上高は前年同期比7.6%増の7,767億9,600万元で、同期としての過去最高となった。11日付工商時報などが報じた。
証券会社は10月の好調について、アップルのスマートフォン新機種iPhone7のプロセッサー「A10(A10フュージョン)」と、エヌビディア(NVIDIA)のグラフィックチップの出荷が高水準を維持しているためと説明した。また、サムスン電子のスマホ「ギャラクシーノート7」のバッテリーを原因とする発火、爆発事故による生産、販売停止を受けて、アップルや中国の▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽広東欧珀移動通信(OPPO)▽維沃移動通信(vivo)──のスマホ販売が好調で、TSMCは16・28ナノメートル製造プロセス製品の生産ライン稼働率が依然9割以上に上っていると指摘した。集積ファンアウト型ウエハーレベルパッケージ(InFO-WLP)の出荷も引き続き成長した。
第4四半期通期では、ハイエンドスマホの販売増に伴う先進プロセス製品の出荷拡大によって、売上高は2,550億~2,580億元で前期比0.9~2.1%減となり、従来予測を上回る見通しだ。
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