ニュース 電子 作成日:2016年11月11日_記事番号:T00067359
NAND型フラッシュメモリーのコントローラIC業者、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の潘健成董事長は、NAND型フラッシュメモリーは第3四半期に業界史上最も深刻な供給不足に陥ったと指摘。来年はスマートフォンの容量とクラウド用サーバーのSSD(ソリッドステートドライブ)の容量拡大が予想され、供給側の3次元(3D)構造の出荷が順調にいっても需要に対応し切れないとして、来年第3四半期の供給不足は今年以上に深刻化するとの見通しを示した。11日付工商時報が報じた。
NAND型フラッシュメモリーの供給不足が続いている原因として潘董事長は、▽供給側が2Dから3D構造への移行を進めているが、良品率が量産可能なレベルに達していないこと▽発展途上国で大量に使用されていたフィーチャーフォン(従来型携帯電話)からミドル~ローエンドスマホへの切り替えが進んでおり、スマホに必須なNAND型フラッシュメモリーの需要が大幅に増えたこと▽画像・映像の伝送ニーズからクラウド用サーバーのメモリー搭載数が大幅に増えたこと──を挙げた。
ファイソンは在庫積み増しが奏効して、今年第3四半期の売上高は前期比17.98%増の123億3,700万台湾元(約410億円)、純利益は55.12%増の14億8,300万元となり、1株当たり純利益(EPS)は7.61元と四半期ベースで過去最高となった。
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