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ばら積み貨物のウィズダム、新造船2隻を購入


ニュース 運輸 作成日:2016年11月11日_記事番号:T00067369

ばら積み貨物のウィズダム、新造船2隻を購入

 ばら積み貨物の台湾最大手、慧洋海運(ウィズダム・マリン)は10日、日本の今治造船(本社・愛媛県今治市、檜垣幸人社長)と載貨重量6万3,000トンのばら積み運搬船2隻を購入することで契約を交わした。2019年から20年にかけて引き渡しが行われる見通しだ。このところ急激な上昇を見せるばら積み船運賃指数のバルチック海運指数(BDI)が同日も974ポイントと20ポイント上昇し、今年最高を記録する中、ウィズダムの藍俊昇董事長は、「市場は既に底を打った」と語った。11日付工商時報が報じた。

 海運市況分析機関クラークソンによると、今年9月現在、ばら積み貨物市場では08年以来、船舶の載貨重量が50%増加し、現在、約15%の輸送能力過剰状態にある。しかし、今年は8月末までに世界で載貨重量2,380万トンに当たる323隻が解体されている上、新たに建造が予定される船舶の載貨重量数も1億840万トンと前年比19%減少している。

 またウィズダムはこの日、日本の業者から借り受けていたハンディマックス型ばら積み船1隻を解約し、補償金として14億8,000万円の支払いを受けた。