ニュース 電子 作成日:2016年11月14日_記事番号:T00067378
ICパッケージ材料の長華電材(CWE)と同社子会社の長華科技(CWTC)は11日、住友金属鉱山子会社のSHマテリアル(SHM)が保有するIC用リードフレーム事業のSHアジアパシフィック(SHAP、シンガポール)の全株式を150億円で取得すると発表した。来年3月末までの買収完了を目指す。12日付工商時報が報じた。
住友金属鉱山は同日、リードフレーム事業から撤退すると発表した。長華電材と長華科技はSHAPにそれぞれ45億円、105億円を投じ、30%、70%の株式を取得する。両社はSHAP買収により、SHAPが統括している▽台湾住鉱科技▽蘇州住鉱電子▽成都住鉱電子▽成都住鉱精密製造▽マレーシアSHエレクトロニクス──の株式も取得する。
長華電材の黄嘉能董事長は、買収により生産能力と顧客を受け継ぎ、SHマテリアルから材料を仕入れることで、リードフレームのサプライチェーンが充実すると説明した。長華科技にとって、QFN(クワッドフラットノンリードパッケージ)の良品率引き上げ、生産規模の拡大にもつながると指摘した。
また住友金属鉱山は、主にパワー半導体用リードフレーム事業を行っている海外拠点2社・日本拠点1社の売却に向け、界霖科技と基本合意書(LOI)を締結した。
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